SSブログ

スケッチ刺繍(ファンタジー) [Mama's page]

DSCF1119.jpg

3月の空っ風の吹く寒い日、
県都前橋の駅前で早めの夕食をすませて外に出たら、
ビルとビルの間から満月が顔をのぞかせていました。
ハッとしてドッキリ!
月と地球と太陽の関係は、わかってはいても
夜の空で明るくひかっている(?)月は、
ちょっとこわい存在ではあります。

なんたって私達世代の子供時代は、
月とウサギはセットでしたもの。
青空に浮かぶ雲とは違って、人家の屋根の上に大きく見える月は
何か妖しくこわい。

雲に関しては、山村暮島の詩にもあるように

    おうい    /   雲よ
    ゆうゆうと  /   馬鹿にのんきそうじゃないか
    どこまでゆくんだ   /   ずっと
    磐城平までゆくんか

と、呼びかけてみたい。
でもお月さまには何と?
祈り or 願いごと? 又は感謝でしょうか。
私は・・・ただ・・・
                                   ~~~ By okko ~~~

スケッチ刺繍(冬の日の楽しみ) [Mama's page]

木枯らしや雪にとじこめられる、冬の日々ならではの
楽しみの一つに”布と糸と針”遊びがあります。
裁ちおとしの小さい布たちが捨てられず、箱の中にたまります。
それらを切って、並べて、つなぎ合わせて・・・

200902 006.jpg

あたたかい部屋で美味しいコーヒーとお菓子をそばにおいて、
チクチク・・・チクチクと・・・
一人暮らしの特技でCDの音を大きくして・・・

200902 002.jpg

作りためておいて、お土産に添えたり、
プレゼントの上のせ分として使ったりしています。

      ☆   ☆   ☆

ブログを見てくださっている皆様へ
いつもいつもあたたかく見守ってくださって
ありがとうございます。
自己流のつたない作品なのに、苦心したところなどを
褒めていただいたりすると、とってもうれしく、励まされます。
これからも、よろしくお付き合いくださいませ。
                               ~~~ By okko ~~~

スケッチ刺繍(雲と山と) [Mama's page]

DSCF0721.jpg

チラホラと紅葉狩りの便りがとどく、10月のある日。
「涼しくなったから、そろそろどお?」
と、娘に誘われて、テニスに行ってきました。
娘宅から車で20分。
谷川岳の麓の町営コート、利根川が近くに流れ、
四方を山に囲まれたコートでした。

紅葉には少し早かったけれど、コートサイドのベンチでの
一休みは、それは、それは気持ちよかった。

「一時間1050円の使用料だけど、水上町民はタダだよ。
空いているから何時間でもいいよ」と。
最近、アチコチで税金の無駄遣いが取り沙汰されているけれど、
ささやかな納税者に、ささやかな還付で、
うれしいスポーツの秋の一日を楽しみました。
                                  By okko
nice!(16)  コメント(10)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

スケッチ刺繍(山しぐれて) [Mama's page]

P1040333.JPG

山しぐれて

  うしろすがたのしぐれてゆくか

この山頭火の句が好きで、雨の中、霧の中を歩くときは
心ひそかに一人つぶやいています。

山頭火自身は、弱く、迷い多く、
私などには理解できないような矛盾にみちた生を送った人ですが、
とっても心にひびきます。

  しぐるるや しぐるる山へ 歩み入る
  しぐるるや 死なないでいる

しぐれて・・・時雨れて・・・
淋しく、もの悲しい後姿のようにも思えるのだけれど、
山頭火の句からは、お天気も、生活も、何も気にせず
今この時を淡々と生きていく。
そんな姿が見えてきて、何やらホッとするのです。
湖や山に霧がかかってしぐれている風景は、
晴天の時とは違った風情があっていいものです。
                                    By okko
nice!(11)  コメント(10)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

スケッチ刺繍(里の秋) [Mama's page]

DSCF0674.jpg

10月中旬、居間の前の夏つばきの葉がほんのり色づきはじめました。
この時期は日中の気温は結構高くなるのだけれど、
朝晩はこたつが欲しくなります。

柿の実はオレンジに、セージ類の花は青や赤、
四季咲きのバラはピンクや赤、梅もどきの実は赤に・・・
春から夏にかけてのワァーとはなやかに咲きほこる花とはちがって
ひっそりと数も少ないのだけれど、
どれも色濃く、深く、内に情熱を秘めて咲いています。

寺山修司の詩の世界ではないけれど
「ひとりというとり」
を感じて、一人庭に立ってみたりしています。
                                    By okko
nice!(19)  コメント(13)  トラックバック(1) 
共通テーマ:日記・雑感

スケッチ刺繍(夜の林) [Mama's page]

P8250253.JPG

久しぶりに夜遅く帰宅して、玄関のドアにキーを差し込もうとして、
手元の明るさに思わず空を見上げました。
「ワァーおつきさまだぁー」
はしたなくも、使い慣れた言葉遣いで独り言。
久しぶりに見上げた夜空のきれいだったこと!
夜10時ともなると、歩くのには大分心細くなるような
淋しい我が家への道から見上げる月は、
うれしいほどきれいです。

夜の景色で思い出すのは、職場で出会った若い友人のこと。
彼女の趣味はちょっと変わっていて、夜の公園に毛布を敷いて、
いっぱい着込んで、寝転んで夜空を見るのが好きとか、
闇の中で光る動物の目が好きとか・・・
で、2時間も車を運転して日光の戦場ヶ原まで出かけて行ってました。
車の中で迎える夜明けの景色のおまけつきですと、楽しそうでした。

いろいろな趣味があっておもしろいですね。
好きなこといっぱい持って生きていたいですね。
                                    By okko

スケッチ刺繍(月あかりの下) [Mama's page]

P8250250.JPG

7月の暑い日、夕方からのコンサートを聴いて、
一人暮らし同士の気楽さから、姉と二人でゆっくりと夕食を楽しみ、
最終の電車で帰ってきました。

高崎から上越線に乗り換える時、「しまった~」と、ちょっと後悔。
というのも大分前の体験ではあるけれど、夜遅い電車の中は
酔っぱらったオジサン達ばっかりだった覚えがあったからなのです。
それがどうでしょう、この日の電車の中は携帯を手にした
若い(20才前後に見えました)女性ばっかりで、オジサンの姿はなく、
しかも一人でという女性が多かった。

あっちでも、こっちでも、いつでも、どこでも携帯とにらめっこしている若い人達、
でも、こういう時の携帯は人ごとながら見ていて心強く感じられます。
一人だけれど、誰かとつながっていると思えて・・・
                                        By okko

okkoさんより [Mama's page]

とっても暑かった8月の前半に、群馬から鎌倉へokkoさん(最近ご覧になった方へ
okko-sanはtomoe-sanの義母で、これは二人でやっているブログです)
が遊びに来ました。
目的は二つ、バグパイプ奏者の近藤治夫氏のライブを聴きに行くこと(okko-sanは
ほとんど近藤氏の追っかけです・・・)と、
エアコンの効いた涼しい我が家で、今までのブログをゆっくり見ることでした。

群馬の自宅にパソコンがないokkoさんは、時々こうして鎌倉で
ブログを見ていきます。
そして、皆さんからいただいたコメントに感激して、何かの機会にこの文章を
載せて欲しいと、手書きでおいていきました。
以下はokkoさんからです。

      ☆   ☆   ☆

スケッチ刺繍を見てくださっている皆様、
ありがとうございます。
いつもあたたかい感想をお寄せいただいて、胸をあつくしております。

tomoe-san(嫁)のブログは、
もともとは夫を亡くして、体力、気力を失くしていた私を気遣って
半ば強制的に参加するよう始めたものらしい、
らしいというのは、そういう意図だったということは後になって知ったのですが・・・
その優しさにすっかり甘えて、面倒なことはすべてtomoe-sanにまかせて
私は好きな事を、好きな様に楽しんでやっています。
これからも、どうぞよろしく。

絵にこめた思いを、いつもびっくりするくらいに正確に受けとめてくださり
とってもうれしく、幸せです。
                                     By okko

      ☆   ☆   ☆

皆様へ感謝の手紙をおいていったokkoさんは
私には宿題を置いていきました。

P8150190.JPG

一緒に遊びに行った葉山ガーデンで、ひそかに素敵な額を購入していて
「次回遊びに来るときまでに、この額にあった絵を描いて入れておくように!」と。
okkoさんはスケッチ刺繍、私は色鉛筆画と、少しジャンルは異なりますが
ライバルからたたきつけられた挑戦状を、なんとかしなければ、と
あせる気持ちを抱えつつ、暑さに負けそうになりながら今日も頑張って
色鉛筆をにぎってみようと思っています。
                                              By tomoe
nice!(14)  コメント(11)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

スケッチ刺繍(アジサイ) [Mama's page]

DSCF0503.JPG

    怒りは未熟
    泣くは修行
    笑うは悟り

夫の眠るお寺の門前に書かれていた今月(6月)の言葉です。
こんなふうに思って生きられたらいいのに、と思う言葉ですね。
現実にはいろいろありまして、思うようには笑えないものですが、
せめて品のない笑いはしないよう、心がけてはいるつもりです。

アジサイの咲き始めた近くの公園を散歩していた時のこと、
アジサイの花のかげから、おとしよりの声がしました。

    ホレっ、ミギっ、ヒダリっ
    おめえはミギばっかしだなぁ~
    ミギの次はヒダリなんだって、心に言いきかせにゃぁー
    だめかーじゃあしっかり声を出せー
    足にとどかんぞー
    それっ、ミギっ、ヒダリっ

その言い方のユーモアとやさしさに、私は泣き笑いになってしまった・・・
おもしろそうに声をあげて笑えばよかったのにと、ちょっと後悔。
あの少し腰の曲がったおじいちゃんは、
未熟も修行も悟りも通り越してきているのかもと、
ほんのりと心があたたまった夕方でした。               By okko

スケッチ刺繍(北国の初夏) [Mama's page]

北国の初夏(息子夫婦の北海道旅行先からの絵葉書から)

P5020076.JPG

北海道の5月のみどりの色って、ホントきれいですよね。

北海道ほどではないけれど、ここ奥利根の初夏のみどりも負けてはいません。
息子達がゴールデンウィークに帰郷したとき、
こちらの新緑の色の美しさに感激していました。
娘は針葉樹の緑色とのコントラストが絶妙と・・・
でも、今年の春は花冷えがつづいて、
暖かくなったと思ったら夏のような陽気が続き、
やっと春の花々が開いたと思ったら、たちまち開ききってあっという間に
花の季節が終わってしまったように思います。

世の中、なんでもかんでも効率よく、より早く、と考えられて
作られているようですけど・・・
何も花まで急がなくてもいいでしょうにと、
庭先でボヤいてしまいました。
                                 By okko

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。