布絵(美瑛の丘) [Mama's page]
何年か前に、アンティークのお店で見つけた小さな額。
一辺が5.5センチの正方形です。
刺繍糸では太いだろうなぁ~と
出してはしまって、数年過ぎてしまった。
これは、去年の北海道旅行の写真の一枚を絵にしてみたのですが、
丘と道と畑、そしてはるか向こうに山、他は何も写っていない、
でも私にとっては、これが美瑛の丘なんです!
ミシン糸より細い糸を見つけたのだけど
その糸が使える細い針がない、
悩んだ末、刺繍でなく布絵にしてみました。
~~~ By okko ~~~
スケッチ刺繍(終わりははじまり) [Mama's page]
秋の終わりは、冬のはじまり。
そうして長い寒さの中、春を、花信風を待つ日々へ。
花信風(かしんふう)というのは、春の花の香りを運んでくる風とか、
明るい希望に向かう風とか、いうのだそうですが・・・
クリスマスローズという花、ご存知ですか?
2月末、県内のデパートの屋上でクリスマスローズの展示、促売会がありました。
近年、とっても人気の出てきた花です。
Xマスの頃咲くのでこの名前が、といわれていますが
出店された園芸店の御主人によると、
その頃開花する種類はとっても少なく、人工的に寒さにあてて
開花時期を早めるのだそうです。
方法としては、戦場ヶ原(日光)へ移植して寒さを体感させたり、
大きな冷蔵庫に入れたりするそうです。
私の庭にもいっぱいあるのですが、こちらは自然のままなので
3月にならないと花が咲きません。
2月になると、雪の残る庭で、クリスマスローズの葉をもちあげて、
花と春と花信風を待ちます。
~~~ By okko ~~~
ターシャ・デューダーのように [Mama's page]
ターシャ・デューダーのように。
きんちゃく、小物入れ(糸が入っています)、根付け、
かざり袋とにおい袋です。
ターシャ・デューダーが冬の日々を絵本を書くことに没頭したように、
私もこたつの近くで過ごす冬の時間の、楽して作った小物たちです。
におい袋は2こづつ袋に入れて、
2月末の妹のママさんコーラスの発表会に、花束をそえてプレゼント、30人分
3月の息子達の演劇に、足を運んでくださる方々におみやげとして、
また、あそびにきた友人達にもプレゼントしたり、
かぞえてみると約200コにもなりました。
ただ、昨年収穫したラベンダーなので香りが少ないのが
ちょっと残念ではあります。
~~~ By okko ~~~
スケッチ刺繍(パウル・クレーの天使) [Mama's page]
「天使というよりむしろ鳥」と「鈴をつけた天使」です。
今、私の机の上の本立てには、4冊のクレーの本が立てかけてあります。
クレーの描く線に、魅せられてしまっています。
クレーの芸術は線からはじまったと、本にありますが
「線」ですべてを表現してしまったクレー、
その「線」はタイトルや形ばかりではなく、
内面までも表現されていて・・・なんて云うまでもないですよね。
天使ばかりでなく「広葉樹林」という作品も、
線だけで画かれているのに、陽の光がふりそそいでいて、
木々の間を、風が吹き抜けています。
いつの日か、こういう樹林の景色を糸で刺せたら、と思っていますが、
とりあえず、天使たちをカラフルなフレームに入れて
部屋いっぱいに掛けてみようと、刺しはじめました。
でも、ムズカシィ~
~~~ By okko ~~~
かざり袋 [Mama's page]
枯れ草や落ち葉等、庭の整理も終わってホッと一息、
これからはいつものように、冬の日の楽しみがやってきます。
季節を問わず一年中、糸と針は手に持ってはいるのですが、
冬の日の手仕事は特別です。
谷川おろしの冷たい風や雪の日などは、
居間をあたたかくして、
こたつのまわりに必要なものを並べ、
お菓子にコーヒー、お気に入りのCDを用意して、
ジョキジョキ・・・チクチク・・・と・・・
この写真の小物たちは、かざり袋と根つけです。
本屋さんの立ち読みで見つけたもので、
孫娘のベッドカバー(まだ途中ですが)の
残り布で作ってみました。
中には和紙につつんだラベンダーが入っていますが
これを書いている机の上の袋にはチョコレートが入っています。
女性はいくつになっても、かわいいものには目が無いですよね。
もうすぐ友人達とのお食事会が・・・
それまでにあと3つ・・・
中に何を入れてあげようかな。
~~~ By okko ~~~
スケッチ刺繍(秋の風景) [Mama's page]
壁に掛けてある絵なのですが、私にははずせない高さから
さげられているので、そのまま写真に撮ってみました。
見づらくてごめんなさい。
布は台布のみで、あとはすべて糸で刺してあります。
好きな絵なので、将来、刺す糸をもう少しすくなくして
作り直そうと思っています。
私の住んでいる所は、群馬県沼田市、人口53,600人。
四方を山に囲まれた街です。
東は尾瀬、日光に通じる椎坂峠、
その向こうに皇海山(スカイサン)、
南には赤城山、
西は子持山、大峰山、
北は谷川岳、三峰山、三角山、武尊山(ホタカサン)と並びます。
そして赤城、大峰、三峰、武尊には沼があります。
街は沼田台地の上にひろがり、
駅は台地の下にあります。
駅を中心にして
北に薄根川、西に利根川、南に片品川と、
ここは、木、森、水にとっても恵まれた街でもあります。
以上、沼田市の紹介でした。
~~~ By okko ~~~
スケッチ刺繍(松ぼっくりと青春18キップ) [Mama's page]
ちょっとうれしいような、それでいて悲しい出来事があって
モンモンと眠れない夜を過ごし
明け方、こういう時にこそ使わなくてはと
今日完成予定だった”松ぼっくり”の刺繍をそのままにして
”青春18キップ”を持って電車に乗り
夏とは思えないどんよりとした空の下、
利根川沿いは霧が立ち込め
今の自分の心の中と同じだと・・・
とっても感傷的なことを思いながら”湘南新宿ライン”に乗って3時間20分
沼田からの上越線の乗車時間を合わせると4時間とちょっと
小田原に着く頃には、
解決するために伝えなくてはならない言葉も見つかり
ホームでお弁当と文庫本を買って
こういう時に、こういう時間の持てる毎日に感謝しつつ
4時間とちょっと、車窓からの景色を、
走る電車の音を、楽しみながら帰ってきて
その夜、松ぼっくりを仕上げてほっと一息、
71歳の一日でした。
~~~ By okko ~~~
スケッチ刺繍(秋の掛け軸) [Mama's page]
北の国ではもう秋だ
あかのまんまの つゆくさの鴉揚羽の8月は
秋は夏のをはりです
(三好達治)
8月から3日間の沼田夏祭り(おぎょんといいます)が過ぎると
空や山の色、朝夕の風が秋めいてきます。
ここは北国ではないけれど、おぎょんが過ぎると
この詩を実感出来るんです。
そう、もうすぐ秋です。
庭のエゴの木の、伸びすぎた枝を3~4本切ったら、実がついていました。
それで大急ぎで秋の掛け軸を作ってみました。
エゴの実も、まだ初々しいみどり色をしていて、楽しい手仕事でした。
一日で葉はしおれてしまったけれど、葉だけ落として
しばらくは実だけで楽しみます。
やがて実もおとして・・・
ちょっと写真うつりが悪いです。
ごめんなさい・・・ ~~~ By okko ~~~
スケッチ刺繍(滝) [Mama's page]
今年のゴールデンウィークは新緑の龍王峡(栃木県)を
歩いてきました。
アップダウンはあるものの土や落ち葉の足にやさしい道でした。
空を仰いでみずみずしいみどりの葉を、
谷をのぞきこんで清流の色と音に感激。
この季節ならではの自然の恵みを満喫してきました。
頭上の木の葉の重なり合った色の濃淡はそれは見事!
そしていくつもの滝にも出会いました。
70才にもなると友人たちの、足が・・・ヒザが・・・腰がねぇ~
との声が多くなり淋しい限りですが、そうならないように
毎日少しづつの運動を続けて、また来年も、
あの生ユバの昼食と新緑の龍王峡を味わいに行こうと思っています。
~~~ By okko ~~~
スケッチ刺繍(雪原に立つ木) [Mama's page]
20センチ近くの雪が積もったあたたかい日、近くに住む兄の車で
雪景色を楽しんできました。
78歳になる兄は週に一度、湧水を汲みに行っています。
家から15分ほどのところですが、大雨とか大雪でない限り、
汲みに行きます。
私が留守にしても、ペットボトルを玄関前に出し忘れても、
毎週、おいしい水が玄関前に届きます。
予定のない日はドライブを兼ね、私も乗っていきます。
時には、湧水で入れたコーヒーを持って、
途中のパン工房のテラスでパンとコーヒーの昼食。
70歳を過ぎた兄と妹では、たいした話題はないけれど、
”贅沢な時間だなぁ~”
と、3つもの科の専門外来に通院している兄は
目を細めます。
雪のつもった日は、とっても静かです。
~~~ By okko ~~~