ロンドンパブめぐり(アンカータップ) [Beer]
パブ・アンカータップはテムズ川の南、以前は倉庫街だったのをお洒落な街に
作り直したバトラーズ・ウォーフ地区を入って、すぐ右に曲がったところにあります。
ここはお気に入りのパブなので、街の再開発によってなくなっていないか、
少し心配していましたが、さすがは老舗のパブ、昔のままに健在でした。
地下鉄の最寄り駅がないので、おすすめはタワーヒル駅で降り、ロンドン塔を眺めつつ
タワーブリッジを渡ってくるという方法です。
実はこのアンカータップ、幽霊が出るパブとして知られています。
以前読んだ「シークレット・シティ・ロンドン」M.チェンバース著には、
幽霊が出ることで有名なロンドンのパブがいくつか紹介されており、
このアンカータップもそのひとつなのです。
その本によると、このパブにはチャーリーといういたずら好きな幽霊がいて
なくなったと思っていたものが、ひょんなところに置かれていたり、
引き出しが上下逆さまに入っていたり、という悪ふざけをするそうですが、
実際に目撃した人は、いまだひとりもいないそうです。
ということで、何かみえますか・・・?
今回は夕食前の早めの時間に、喉を潤そうとビールを飲みに入ったため
お客さんが少なく、一人で建物の奥のほうにあるトイレに行くのは
ちょっと勇気が必要でした。
ビールはイギリスでは圧倒的にエール系が多い中、WHEAT BEER(小麦を使っていて
色は少し白濁、味はフルーティな感じです)がありました。
WHEAT BEERにあわせて、温度もきちんと冷やしてあり、大変喉越しよく
いただけました。
建物の中で、幽霊を探しながら飲むのも楽しいと思いますが、今回は裏の中庭で
夕暮れを楽しみつついただきました。
その後はタクシーを拾って、ランベス宮殿あたりに出てみてはいかがでしょう。
なかなか日が沈まないこの季節、夕暮れのビックベンを眺めながら
酔いをさましましょうか・・・