ロンドン美術館巡り(ウォレス・コレクション) [Travel]
セルフリッジなど有名デパートがあり、ショッピングで賑わうボンド・ストリートから
北へ歩いて5分ほど、マンチェスター・スクエアの緑に面して
ウォレス・コレクションがあります。
ここはハートフォード侯爵家のコレクションを展示したもので、もっとも有名なのは
フランス・ハルスの「笑う騎士」や、レンブラントの「ティトゥスの肖像」ですが、
絵画だけでなく、様々なジャンルの美術品があり、半分は博物館のような感じです。
建物に入ってすぐは、立派な階段があり、いかにもイギリスの貴族の館、
という風情が楽しめます。
建物の素晴らしさを眺めたら、早速展示室へと参りましょうか。
一番メインとなる展示室は、建物の一番奥にあります。
これだけ無造作とも言えるほど、名画がそこら中にかかっていて
訪れる観光客はほとんどいなくて、静かにゆっくりすごすことができる贅沢さを
ぜひ味わってくださいませ。
ただ、この展示室にたどりつくまでには、様々な彫刻やら工芸品やら装飾品の
部屋があり、はっきり言って印象派などの絵画好きには、少々退屈な感があるのも
否めません。
でも、どうかそこを素通りしないでください。
ふと気付くと、ユニークな作品ばかりで、実はこの美術館を訪れるのは、
2回目ですが、完全に絵画よりそちらのほうが目的になってしまいました。
まずは・・・
「私が思うに、イギリスの税制はですな・・・」
と、語っていそうな暖炉の前のライオン。
人を担ぎ上げるやら、鹿をつかむやら、猛獣を投げるやら・・・
ヘラクレスの力自慢三連作。
ちょいと奥さん・・・その1
ちょいと奥さん・・・その2
どんな逆鱗に触れたというのか・・・殴られる馬・・・
このような素人には、とてもとても芸術の価値がわからないような
大変ユニークな作品が、そこかしこに置かれています。
ぜひ、ロンドンへおこしの際はウォレス・コレクションでお楽しみください。
最後に中庭のカフェでお茶を。
ロンドンではなかなか飲めない、美味しいアイスティがいただけます。
フードも充実していますので、美術館自体の入館料もタダですし(寄付制)
レストランとしてもご利用くださいませ。