庭からの元気 [Garden]
暑かったり、肌寒かったり、と今年の春は例年以上に気温が定まらない
ようですが、皆様いかがおすごしでしょうか。
それでも、今はちゃんと春なんだなぁ~ということを、
庭の花やそこに集まる蝶たちが教えてくれたようです。
忙しさにかまけて放置していた庭を、少し片付けてみたら
4月に植えたキュウリの苗に小さな実がついていました。
よく見るとトマトも・・・
一見雑草のように見えてしまいそうなハーブガーデンも
摘んでみればこのとおり
パセリにスープセロリ、リーフレタス、三つ葉、万能ネギ、ミョウガタケ・・・
結構なご馳走になりそうです。
まだまだ、日本には様々な問題が多すぎて、心底穏やかな気持ちにはなれませんが
土をいじり、緑を見ていると元気がもらえるようです。
あの赤ちゃんキュウリに負けないように、前を向いて歩こうと思います。
冬の庭 [Garden]
ガーデンシクラメンの花びらは、競い合うように背伸びして
花かんざしの蕾は愛らしく
パンジーの色は、年々増えるような気がしますし
ビオラの可憐さもすてがたく・・・
比較的暖かい鎌倉は、こういった花達が冬を越してくれるので
この時期の庭は案外にぎやかです。
それでもこの時期になると思い出すのは、小学校で習ったこの詩。
三好達治さんの「雪」
太郎を眠らせ 太郎の屋根に雪ふりつむ
次郎を眠らせ 次郎の屋根に雪ふりつむ
たったこれだけの表現で、家の中のぬくもりさえ感じさせる
日本語の美しさに心を打たれます。
それと同時に、本来冬はこうあるべき、とそう思うのです。
今年は沈丁花の蕾が、もうこんなに大きくなり
ユキヤナギが一輪咲いてしまいました。
暖かい冬は、楽だけど
暖かい冬は、きらいです。
春の兆しと復活祭 [Garden]
遅ればせながら春がやってきました。
春を感じる花は人それぞれと思いますが、私の春はミモザアカシアの黄色と
沈丁花の香りで始まります。
ミモザは鎌倉の気候に合うのか、少し歩けばあちらこちらのお庭でよく目にします。
群馬から移植してきて、冬の暖かさに戸惑ったのでしょうか、
何年も咲いてくれなかった少し気難しやのクリスマスローズでしたが、
数年前からは毎年可憐に咲いてくれます。
パンジーもビオラもノースポールもいいけど、私の春にデイジーは欠かせないのです。
そして、あの大雪にも耐えた宿根草たち。
ハーブガーデン(?)では、ミントが顔を出していました。
☆ ☆ ☆
もうひとつ、春になると思うこと・・・
Spring come Easter Parade(春は復活祭から始まる)
という中学生の頃の英語の教科書。
その頃は復活祭自体よくわからないながらも、春のお祭りの楽しそうな写真と挿絵が
妙に気に入ってしまい、ずっと記憶に残ったものでした。
大人になってから調べたところ、復活祭とはキリストの復活を祝うもので
「春分後の満月後の最初の日曜日」ということで、今年は3月23日だったそうです。
そして、その日の前の40日間は肉類などを断つ質素な食生活をし、
直前の金曜日にはホット・クロス・バンという十字架をつけて焼いたパンを食べる・・・
などなどいろいろあるようですが、
とりあえず、単純に春を祝う・・・そんな感じで、イースターエッグを。
大人でもゆで卵の落書きは楽しいものでした。
義父の土 [Garden]
今年は天候に恵まれたとは言えず、梅雨が長引き日照時間が少なかったが
トマトの実がよくついた。
素人のガーデン菜園とはいえ、ボールいっぱいに収穫ができると本当に嬉しい。
この収穫の大きな理由は、群馬からビニール袋に入れて持ってきた義父の土である。
プロ並み、いやプロ以上においしい野菜をたくさん作って、時には鎌倉まで宅配便で
送ってくれた。
パリパリ、トゲトゲのキュウリにみずみずしいスイカ、味わい深い枝豆、激辛唐辛子・・・
土作りからきちんと作った立派な畑で、触るとふかふかの土であった。
その義父が4月に他界し、畑も手放すことになったので大きなゴミ袋二つ分、受け継いできた。
☆ ☆ ☆
難しい人だったとは思う。
それはその時代の男性の生き方としてのひとつの形だったのかもしれない。
それでも、義父なりの不器用さでかわいがってくれた。
釣ってきた鮎を庭先で七輪で焼いて待っていたのに、渋滞で帰省が遅れ、
冷めてしまったのをとても残念がった。
それでも、おいしいとかじりついた私に自分の分をわけてくれた。
お正月に食べる手作り沢庵が毎年とても楽しみだった。
車の中が臭うからと、何重にも袋に包んで持たせてくれた。
食べ物の好き嫌いが激しい義父は、本当においしいものを知っていたのだと思う。
☆ ☆ ☆
収穫したトマトを洗って、子供の頃のようにかぶりついてみようか。
少し冷やして、塩をつけて・・・・・
今年のトマトは格段においしいことを伝えるべく、もうすぐ新盆がやってくる。
庭からのご馳走2 [Garden]
今年は空梅雨かと思っていたら、案外本格的な梅雨になっていて、おひさまの光が
足りない毎日でしたが、ようやく少しだけトマトが赤くなってきました。
赤と黄色のミニトマトと、まだ小ぶりですが一応ミニではないトマトも植えています。
枝豆は4株しか植えませんでしたが、それでも一回分のおつまみにはなったようです。
ハーブ類はあさつきに似ているチャイブがだいぶ茂ってきましたので、遠慮なく
収穫してみました。
種から蒔いた三つ葉も元気に葉が出てきたので、少しだけですがつまんでみました。
そのほかはおなじみの、リーフレタス、スープセロリ、パセリ、イタリアンパセリなどです。
☆ ☆ ☆
これらを使って本日の夕食は・・・
茹でた枝豆
さつま揚げのサラダ風おつまみ
(お好みのさつま揚げを軽く焼いて、刻んだリーフレタス、三つ葉、チャイブとあわせ
おろし生姜とポン酢をかけたものです)
トマトサラダ
(適当な大きさに切ったトマトと4~5cmに切ったチャイブをあわせ、オリーブオイルと
クレイジーソルト、コショウをかけただけです)
本日のメインディッシュは・・・
セロリとイカの炒め物
(セロリとイカをごま油で炒め、塩、コショウ、豆板醤で味付けをして、最後に火を
止めてから刻んだスープセロリを余熱であえてみました。)
これにご飯とお味噌汁、お味噌汁の具はジャガイモなんかにしてみると葉菜類だけでなく
根菜類も取れそうですね。
庭からのご馳走1 [Garden]
狭い庭のほんの一角にハーブやちょっとしたお野菜を植えています。
少し暖かくなってくると、ハーブなどは収穫が追いつかないほどに茂ってしまいます。
パセリなどは太い枝が伸び始めてしまうと、葉の付きが悪く、味もよくないので
せっせと摘んではご近所にお分けしたりしています。
ボールの中はリーフレタス、パセリ、スープセロリです。
レタスは球形に作ろうとすると難しそうですが、種をぱらぱらと蒔いて、出てきた葉を
随時つまんで食べるようにすると、簡単に育てられます。
スープセロリは、見た目はイタリアンパセリとよく似ていますが、味はセロリという
ちょっと不思議なものです。
ボールの外は、イタリアンパセリ、カモミール、バジル、オレガノ、タイム、ローズマリー
など、すぐに使わなければ乾燥させて保存します。
☆ ☆ ☆
せっかくですから、これらを使って夕食を作りました。
カプレーゼもどき
本来、カプレーゼはモッツァレラチーズを使いますが、冷蔵庫になかったので
北海道で買ってきた十勝産の「グリーンペッパー入りゴーダチーズ」を使いました。
トマト、チーズ、バジルをのせてオリーブオイルと塩、コショウで簡単サラダです。
メインディッシュはカンパチを使ったハーブたっぷりカルパッチョ?
リーフレタスを敷き、新たまねぎとキュウリをのせ、その上にスライスしたカンパチの
お刺身を並べ、刻んだハーブ(イタリアンパセリ、パセリ、スープセロリなど)を
たっぷりかけました。
ドレッシングは、ピーナッツオイルと醤油、あとは塩、コショウで味を調えます。
白身魚のカルパッチョ系は、コクと風味があるピーナッツオイルがおすすめです。
これに、ボイルソーセージとパンとワインでも添えれば、ちょっと洒落た休日の
dinnerです。
ゼラニウム [Garden]
金木犀の下で咲いているゼラニウム、後ろの紫の花はツルニチニチソウ
ちょっと前まではあまり好きではなかった花を、ある時から急に好きになってしまう
ことってありませんか?
花を観るときの年齢や気持ち、周りの景色などにも寄るのでしょうか。
私にとってゼラニウムはそんな花でした。
数年前に好きになったとたん何色も買って、毎年元気に咲いてくれます。
~~~Memo~~~
フウロソウ科、ペラルゴニウム属 花言葉は「安楽な生活」
品種改良が激しい花で、アイビーゼラニウム、もみじ葉ゼラニウムなどはお店でもよく見かけますが、
やはりオーソドックスなものが一番強いようです。
鎌倉あたりの気候では、真夏と真冬以外はよく花を咲かせてくれますし、地植えでも冬を越して
くれますが、寒さが厳しすぎると枯れてしまうことがあります。