ソウル散策(南山谷韓屋村) [Travel]
午後便で帰国、ということになると、午前中に何かもうひとつ観て帰りたい!
と思ってしまう、典型的貧乏性日本人観光客です。
そんな時、明洞から歩いていける「南山谷韓屋村」はうってつけではないでしょうか。
ここも伝統家屋がある村ですが、北村韓屋村が上流階級の邸宅だったのに対し
こちらは平民の邸宅が中心だそうです。
そういう説明を読んだからか、なんとなく親しみやすい感じが
建物からも伝わってくるようです。
こちらは台所、昔の日本の土間とあまり変わらないように思います。
懐かしい、と思ってしまうのは、それなりの年齢以上でしょうか。
こちらはオンドル、いわゆる床暖房システムのようです。
かなり古くからこの方式を使っていたようで、ソウルの冬の寒さを
垣間見たようでした。
子供達の遊びでしょうか。少し離れたところからこの中に矢を3本投げます。
やってみてビックリ・・・とても入るものではありません。
童心にかえって、みなさん楽しんでいました。
このような昔の街並みや生活を楽しむだけでなく、ここにはもうひとつ
素晴らしいものがありました。
一番奥のほうに、なにやらあやしげな石のつくりが・・・
中に入ると巨大な円形のものが・・・これはタイムカプセルだそうです。
ソウル帝都600年を記念して、ソウルや市民の生活を表すもの600点を
カプセルに入れて埋めたそうで、開封予定はソウル帝都1000年になる
2394年11月29日だそうです。
残念ながら、その日に立ち会うことは出来そうにありませんが、
こうして文化を大切に伝えていこうとする、ソウルの人々の気持ちに
感動しました。