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ダヴィンチ・コードをたどる [Travel]

数年前、トム・ハンクス主演で映画化され、大ヒットしたダン・ブラウン氏の
「ダヴィンチ・コード」はご存知の方も多いかと思いますが、その後ファンが
ロンドンやパリでダヴィンチ・コードの本を持って、ゆかりの地を歩くというのが
社会現象にもなったそうです。
歴史的事実とミステリーをからめた本書は、大変おもしろく、今回ゆかりの地を
私も少しだけまわってみることにしました。

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物語のスタートは、ルーブル美術館でもっとも有名な展示室「グラウンド・ギャラリー」から。
追い詰められたジャック・ソニエールの気持ちを思いながら・・・

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シオン修道会の4人の長が、示し合わせて最期に伝えた偽りの場所、サン・シュルピス教会。
現在、外壁は工事中で全体に幌がかぶっていますが、中は普通に見学できます。

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ロンドンへ渡って、テンプルへ。
テンプル地区はロンドンの経済の中心である、シティのすぐそばにありますが、
入口はビルの扉かと思うような扉がしまっており、大変わかりにくく、中に入ってみると
道の細さに驚かされます。

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その中心にあるのがテンプル教会で、これは1185年にテンプル騎士団が
本拠地として建てたものだそうです。

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中には「横たわる騎士の彫像」があります。
お天気が良かったため、教会自体は明るい光が差していましたが、この周りだけは
重々しい空気が流れているようでした。

ダヴィンチ・コードに興味がない方も、中世から時間が止まったような、
謎めいて密やかな街、テンプルの観光はおすすめです。
教会の中は寄付をすれば、写真を自由に撮らせてくれます。
これだけの教会を維持するのは大変なようで、快く写真をどうぞ、と言ってくれました。

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そして「教皇の葬った騎士がロンドンに眠る・・・その墓を飾るべき球体を探し求めよ・・・」
に従って、ウェストミンスター寺院へ。
残念ながら中は撮影禁止ですが、その立派なお墓は見応えがあります。

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そして再びパリへ。
「パリの古のローズ・ライン」
イギリスのグリニッヂ天文台が、世界共通の子午線と公認される前の、
かつての子午線だったところ。
その事実をあらわす真鍮の標線は、本当にパリ市内にありました。
ルーブル美術館の北側、コメディー・フランセーズの前の広場あたりを探すと、
いくつか見つけることができます。

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やはり、最後は
「匠の美しき芸術に囲まれて横たわり、その門を剣と杯が庇い護る」
この美しいルーブルの逆さピラミッドの前で、ひざまずきたい、
そんな思いに駆られました。

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コメント 14

好(ハオ)くん

私もあの映画を見てから、ダ・ヴィンチの絵を見る際の見方が変わりました。「岩陰の聖母」はルーブルとナショナルギャラリーの両方を見ましたが、また見に行きたい大作ですね。

by 好(ハオ)くん (2010-08-29 17:44) 

toshi

ダヴィンチコードというのは聞いたことがありますが
よく知りませんでした。なかなか素晴らしい旅行ですね。
神秘のヴェールに包まれていて、凄いです。
私もインドの旅行は、そういう意味でしていました。
by toshi (2010-08-29 18:54) 

kenta-ok

私もダ・ヴィンチ・コードをたどりました。
http://kenta-ok.blog.so-net.ne.jp/2006-05-21
by kenta-ok (2010-08-29 20:11) 

しげ

奥の深い。。
随所に当時を思わせる
すばらしいところですね。。♪
観賞にひたりたい。
by しげ (2010-08-30 06:56) 

pegasas

ダ・ヴィンチ・コードは読みましたが、わかったようなそうでないような
気分でした。それは地名や寺院などの位置関係がわからないから
と、宗教の事もいろいろで、なおわかりにくいですね。でも歩かれると
良く理解出来るかも知れませんね。素敵なプランですね^^!
by pegasas (2010-08-30 10:27) 

emuzu

うわぁぁぁぁ、、、まだ途中で先へ進んでいません、、、本の事ですが
映画は2本とも観ました
来月もwowowでやるしv(^皿^♪)
by emuzu (2010-08-30 17:23) 

tomoe

好(ハオ)くんさん、いつもありがとうございます。
確かに、私もダヴィンチの絵の見方が変わったかもしれません。
ミラノの最期の晩餐も昔見ましたが、あの中に女性がいたなんて
言われるまで気付きませんでしたし・・・ね。

toshiさん、いつもありがとうございます。
toshiさんの旅の仕方も、なんかわかる気がします。
興味のあるものに従ってゆかりの地を歩くって、楽しいものですね~

kenta-okさん、ありがとうございます。
やっぱりたどられましたか?結構忠実に実在してますよね。
今度イタリアに行くときは天使と悪魔をたどるつもりです(笑)

しげさん、いつもありがとうございます。
なかなか面白い見方でしたわ。
こういう旅のしかたもありかなって感じです。

pegasasさん、いつもありがとうございます。
私もダヴィンチ・コードは何度も読み返してしまいました。
その度に、あ、そうだったのか・・・ってことがありましたね。
宗教も奥が深そうだし、でも観光は単純でした(笑)

by tomoe (2010-08-30 17:35) 

hir

ダビンチコード、面白かったですねえ
そんな、背景をまわられるとは、すてきですね!
横たわる騎士の彫像は、迫力がありそうです
by hir (2010-08-30 18:42) 

tomoe

emuzuさん、まじっすか、本の途中でしたか・・・
えっと~結末は~って冗談ですよ(笑)

hirさん、いつもありがとうございます。
hirさんもお読みになりましたか?
私はあの本を読んでから、どうしても旧子午線を見にパリに
行きたくて仕方がなかったので、夢がかないましたわ。

by tomoe (2010-08-31 12:27) 

いえてぃー

海外の雰囲気って素敵ですよね。
写真を見てるだけでも気分がよくなってきました(*^。^*)

by いえてぃー (2010-09-01 19:43) 

tomoe

いえてぃーさん、はじめまして、ご訪問ありがとうございました。
okkoさん(義母)と二人でマイペースにやっているブログですので
またよかったら遊びに来てくださいませ。
ホント、海外の景色って違いますよね~私も皆さんのブログで
まだ行ったことのない国とか、楽しんでますわ~

by tomoe (2010-09-03 16:22) 

みぃ

波に乗って、映画は夫婦で見に行ったのですが、全く内容を覚えていない…(恥^0^)。  夫婦揃って、困ったものですね~。
by みぃ (2010-09-05 07:28) 

moz

ダ・ヴィンチ・コード、面白い本でしたよね。
映画もですが、断然原作が面白い。その後をほんの通りにたどりたくなるファンの方たちの気持ちよく分かります。
じぶんも行ってみたい。テンプル騎士団も謎めいていて、色々と調べたくなる騎士団です。 ^^
by moz (2010-09-05 09:51) 

tomoe

みぃさん、いつもありがとうございます。
あれは本とか読んでないと、映画だけじゃストーリーわかりにくそうですね。
最近の映画はそういうことが多くて、原作読んでから見ればよかった~って
結構思いますわ。

mozさん、いつもありがとうございます。
やはり、読まれましたか~私はかなりはまりましたわ~
数年後にイタリアで天使と悪魔めぐりをしようと今から
思ってますよ~

by tomoe (2010-09-06 19:23) 

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