スケッチ刺繍（空に飛んで） [Mama's page]
冬の新潟の空を飛ぶカモメです（息子撮影の一枚）。
海なし県に住んで62年、海ではなく見上げる空で広さを感じています。
当たり前の事だけど、どんな場所からでも、空は広く、天はどこまでも高い。
胸を広げ、首をそらし、腰をのばすことを意識しながら、
頭上の木や空を見上げます。
そんな時に思い浮かぶ好きな詩があります。
高見順の”天”
どの辺からが天であるか
鳶の飛んでいるところは天であるか
人の眼から隠れて
ここに
静かに熟れてゆく果実がある
おお、その果実の周囲は既に天に属している
この詩に出会うまで、天と地をこんな風に考えたことがなかったので
とっても新鮮で、ただただ、空の下、木を見上げる時、
心の中でつぶやいて楽しんでいます。
By okko
カモメの姿と空の色がとてもいいですね。下の町並みも素敵です。「天」という詩は、はじめて知りました。共感の持てる詩です。
by toshi (2008-05-19 18:04)
空って 元気をもくれるような気がします
広くて いいですね
きっと息子さんの心も広いのでしょうね♪
by amane (2008-05-20 00:55)
カモメが気持ちよさそうに飛んでますね。
見ていて気持ちがいいです。。
今回も、素敵です。
土台の生地選びが大変だと思いますが、
ぴったりでいい感じです。
by k-sakamama (2008-05-20 07:15)
「どこからか天か」か。
よくあらゆることの、「どこから」っていうのを考えるよ。
もうこれ以上食べられないの、限界線はどこかとか（笑）
昔、「どこからが」雨か、っていうのをたどったことある。
半分雨で、半分晴れのポイント探し。
だけど、これはとても微妙なんだよな。
話は違うけど、虹の麓とかね（笑）
街とカモメの対比が、胸にぐっとくるね。
by yuhki (2008-05-20 10:59)
高見順・・鎌倉文士ですよね。・・・確か？東慶時に墓所があったと・・
by solty (2008-05-21 00:17)
空の風景は心の在りようと同じように
いつも違いますけど
暗い心のときに明るい空
優雅に鳥が飛んでいると
イヤなことも忘れてしまうことが
できます( ＾∀＾)
by きんちゃん (2008-05-21 02:06)
toshiさん、ありがとうございます。
私も「天」という詩は知らなかったのですが、とても、はっと
気付かされる気がしましたわ。
amaneさん、ありがとうございます。
私もこの空の広さの表現が、すごいなぁ・・・とおもって
大好きな刺繍のひとつです。
k-sakamamaさん、ありがとうございます。
生地選びは本当に大変みたい。よく鎌倉に来ては
生地やさんで一日過ごしていますよ。
yuhkiさん、ありがとうございます。
私もどこからが雨かって見つけようとしたことがある～
車で走っていると、道路が急にぬれているところがあったりして
ここから雨だ～って、見つけたときはなんかうれしい～
soltyさん、ありがとうございます。
墓所は東慶寺でしたか・・・鎌倉文学館にはいろいろと
ゆかりのものがありましたよね・・・うろおぼえですが。
きんちゃん、ありがとうございます。
日常の生活で空をちゃんと見上げること・・・案外少ないなって
思ってしまいました。でも、都会に住んでいないお陰で
空は広いですわ。今日もちゃんと見上げよう！っと
by tomoe (2008-05-21 09:31)
本当に、おっしゃる通り広い空!! 空が主役の素晴らしい作品ですね。
高見順はたくさんは読んだことないですが、「青春」って作品が好きでした。文字通りになってしまいますが、色々な作家の青春をテーマにした作品の中で、自分のお気に入りの一冊でした。
これも、良い詩ですね。
高見順、懐かしい。また、本を引っ張り出して読んでみます ^^
by ぼるふがんぐ (2008-05-22 05:33)
ぼるさん、ありがとうございます。
ホント、この広い空が私も大好きです。
今日okkoさんは鎌倉文学館に行って、高見順直筆の「天」を
見てきたと、感激していましたよ。
by tomoe (2008-05-22 19:27)
カモメが飛んでる刺繍ですか？飛んでるかもめの姿も
海のさざなみも動きが感じられますね～素敵です！！
高見順の’天’の詩初めて知りました。広い空を見る時
の感じが変わりますね＾＾！
by pegasas (2008-05-24 09:42)
高い空を気持ち良さそうに飛んでるカモメの姿
心が癒されます♪
いつも狭い道路や人ごみに、ため息ばかりでてしまう
のですが、そんな気持ちになった時は
上を見上げれば広い空があることを忘れないで
そして「天」の詩を思いながら見てみようと思いました＾＾
by ミク (2008-05-27 16:07)
pegasasさん、ありがとうございます。
この空間のとりかたがすごいなぁ・・・と、私も思うんですよ。
「天」は私も知らなかったのですが、私もこれを読んで以来
空を見るときどこまでが天なのか、考えるようになってしまいました。
ミクさん、ありがとうございます。
ミクさんのおっしゃるとおりですね、ついつい空を見上げることを
忘れてしまっていることが多いです。
いつもそこにあるのだからもっといっぱい見なきゃ、
もったいないですね。
材木座は今日も暑そうなお空ですよ～
by tomoe (2008-05-28 11:58)