お気楽パン作り [Cooking]
と思われそうですが、文明の利器とは素晴らしいもので、我が家は材料をセットして、
ボタンを押すだけ。
そう、数年前に電気屋さんで衝動買いしたホームベーカリー君が、
こね、寝かし、焼き・・・すべての作業を私に代わってやってくれるからです。
因みに材料は、強力粉、バター少々、牛乳、砂糖、塩、ベーキングパウダーのみ。
少々時間がかかりますが、お昼にセットしておけば、夕方にはパンの焼ける香ばしい匂いが
キッチンから漂い、夜、ワインとともに焼きたてのパンがいただけます。
今日は簡単にミルクパンにしてみました。
材料をセットするときにいろいろと加えると、ライ麦パン、チーズパン、レーズンパン、
キャロットにパンプキンなどなど、数え切れないほどのバリエーションがあります。
そして、ホームベーカリー君はほっておけば食パンが焼けますが、
パン生地だけを作ってくれるボタンもありまして、そこからのアレンジも可能です。
生地を丸めて中にあんこをいれ、オーブンで焼けばアンパンが、
それを揚げれば、アンドーナツに、ねじって揚げてお砂糖をかければツイストドーナツに。
そして、ホームベーカリー君はピザ生地だけ、というのも作ってくれます。
薄く延ばして、オーブンで焼けばピタパンに。
大きく伸ばして指で穴を開け、庭から採ってきたローズマリーとオリーブオイル、
塩をかけて焼けばフォカッチャに。
そして、ホームベーカリー君はケーキも作ってくれます。
柚子の皮を入れて、柚子ケーキに。
お抹茶粉と甘納豆をいれて和風のケーキに。
小麦の値段が上がって、パン屋さんも、スーパーの食パンですら値上がりしている今日この頃、
小麦粉を1キロ買ってきて、籠からあふれんばかりのパンを焼いてみる、
そんな贅沢は如何でしょうか?
春の苦味 [Cooking]
シャキッと目覚めさせるためだとか。
野菜のほろ苦さは、胃腸の働きを活発にしてくれるそうです。
これだけ一年中、季節を問わずいろいろなお野菜が食べられるようになって、
トマトもキュウリも真冬でも食べられる時代だけれど、身体は自然とその季節のものを
欲しがるように思います。
冬の間は、ほっこり、こっくりしたジャガイモや大根の煮物を好んだ身体を、
今日はほろ苦い味で目覚めさせることにしました。
蕗と豚肉の炒め煮
下茹でして皮をむいた蕗を、豚肉と一緒に軽く炒め、薄味のお出汁で煮るだけです。
蕗は一見とっつきにくいお野菜ですけど、アクもそれほど強くないので
意外と使いやすいお野菜で、春には欠かせない味です。
ウドの炒め物
ごま油と少しのみりん、お醤油で炒めただけです。
ウドはそのままお味噌をつけて食べるのも大好きですが、
さすがにそれではお料理といえないので・・・
いつかはきちんと習いたい、okkoさん作のふきのとうの佃煮(右)と、蕗の葉っぱの佃煮(左)。
ご飯はもちろん、お酒にもよくあうので、そろそろ暖かくなってきたし、
冷酒でもいただきたい気分です。
八百屋さんの店先には筍も出始めました。
まだまだ春の楽しみは続きそうですね。
ボジョレヌウボ解禁日に・・・ [Cooking]
一頃の大騒ぎはなくなったものの、毎年この時期になるとボジョレヌウボの話題が
テレビのニュースなどで取り上げられます。
「桜の花見を、どうせ来年も咲くのだから・・・と、見に行かないのは年をとった証拠だ」
という話を聞いたことがありますが、それならば
「どうせ毎年やっているのだから・・・」
と、今年のヌウボをパスするのは年をとった証拠だ!と。
そんなこんなの言い訳をしつつ、毎年この日を楽しみにしています。
☆ ☆ ☆
最近は温暖化の影響なのか夏が暑く、ヌウボといえども比較的しっかりしたワインが
多かったように思いますが、今年はヌウボらしいフレッシュな感じが楽しめるそうで
言われてみれば・・・かもしれませんが、実際そんな気がしました。
ぶどうが実り、収穫をし、樽に仕込み、ビンに詰められワインとして誕生する、
言ってみれば収穫祭のようなものですから、今年も、楽しく、美味しく、感謝しつつ
いただきましょう。
平日の夜、たまには非日常的なディナーを楽しむ、そんな気持ちの余裕を、
今年もヌウボは与えてくれました。
そして本日のメニューは
赤ワインといってもフレッシュで軽めなので、お肉よりもお魚系にしてみました。
右から時計回りに
フランスパンにアーティチョークのペースト添え
ショートパスタのジェノベーゼ風
(庭のバジルでokkoさんが作ってくれたソースに、ガーリックとエビを追加して
ショートパスタにあえました)
あぶりサーモンのカルパッチョ
(白ワインならサーモンのお刺身をそのまま使いましたが、赤ワインなので
ボリューム感と風味を出そうと、軽く表面を焼きました。あとはお好みの野菜と
オリーブオイル、塩、コショウ、バルサミコ酢のドレッシングをかけて)
リンゴとポテトのサラダ
(リンゴ、茹でたジャガイモ、キュウリをマヨネーズと塩、コショウで和えただけです。
ヌウボのフレッシュ感にあわせようと、果物を使ってみました)
以上です。ゴチソウサマデシタ!
叔母様の夏野菜 [Cooking]
群馬に帰省するたびに、近くに住んでいる叔母様がいつもいろいろな食べ物を届けて
くださるのを、ありがたくいただいています。
この夏は発泡スチロールの保冷箱いっぱいに、畑から朝取ってきたという新鮮野菜を
車に積んで持ってきてくださいました。
畑は本業ではないようですが、趣味レベルではなくあらゆる野菜を作っているようで、
きっと八百屋さんに行くことはめったにないのだろうな・・・と思うほどです。
☆ ☆ ☆
作り手の顔が見えるおいしい野菜は何よりの贅沢!
感謝の気持ちは、もちろん残さずおいしく食べること!
ということで、本日は「叔母様の夏野菜スペシャル」です。
まるでダイエットメニューのような野菜ばかりの食卓ですが・・・
かぼちゃのそぼろあんかけ
鶏ひき肉を醤油、みりん、砂糖・塩各少々で炒め煮にして、水溶き片栗粉でとろみを
つけたら、薄めのダシで煮たかぼちゃにかけます。
ピリ辛なす味噌
ごま油で、ナスとピーマンをいため、少し火が通ったら砂糖大さじ1くらいをいれると
水分も出てきます。そこへ味噌大さじ1くらい入れ、最後に鍋肌から豆板醤をお好みで。
中華風キュウリもみ
どこかの居酒屋さんのメニューをテレビ番組で紹介していたものですが、ごま油、塩、
おろしニンニク、ゴマをスライスしたキュウリと混ぜます。
タコの吸盤オーブン焼き(トマトソース添え)
タコの吸盤部分をアルミホイルに入れオーブントースターで軽く焦げ目がつくくらい焼きます。
細かく切ったトマトとオリーブオイル、塩、コショウ、あればバジルの葉などを混ぜたものを
かければ出来上がり。
生ダコが手に入ったら一段とラッキィな気分ですね。
シラスとナスとおろしの和風パスタ
あまり癖のないグレープシードオイルなどでナスを炒め、軽く塩、コショウをして
火を止めた後、シラスを入れておきます。
茹で上がったパスタをフライパンで軽く混ぜたら、大根おろしと仕上げは醤油で、
大葉があればよかったな・・・と後悔しつつ。
☆ ☆ ☆
もうすぐ夏も終わり、路地物の夏野菜の季節も終わりますが、今年もおいしくいただきました。
元気もいっぱいいただいて、来年の夏も期待しつつ・・・・・ご馳走様でした。
ぬか漬けの味 [Cooking]
こう暑い日が続くと、さすがに食欲も衰え、気持ちは食べたくても胃腸の疲れは否めない
今日この頃です。
こんな日はあっさりとお漬物でご飯が良い感じではないでしょうか。
☆ ☆ ☆
子供の頃からキュウリのぬか漬けが大好きで、大人になってから何度か自分でも作りたい
と思っていたのですが、普通に会社勤めなどをしているとどうしても毎日こねるということが
億劫になり、3日坊主を繰り返すこと数回、そのたびに悪臭漂うぬか床を捨ててきました。
そして今から3年半前、退職を期に「今度こそは絶対にあきらめない!」と誓い
はじめたのが今のぬか床です。
同じように「自分で作ったぬか漬けを食べたい!」と思っている方へ。
レシピなんてものはいっさいありません。
スーパーでぬか漬けのもとを買うと、袋の後ろにお水や塩の割合がちゃんと書いて
ありますから、それに従うだけです。
ただ、「ぬか漬けをやっている」というと、皆さんそれぞれのコツをお持ちのようで
「ニンニクを入れるといいわよ」とか「卵の殻を入れると臭くならないわよ」と
アドバイスをくださいますが、以前それを全部取り入れていたら・・・失敗しました。
それなので、現在の我が家のぬか床はokkoさんの意見をとりいれて、生姜と鷹の爪のみです。
そして最初の3ヶ月(少なくとも2ヵ月半)は、頑張って朝晩10分ずつくらいこねたらもう大丈夫、
今では旅行などで多少放置しても問題ありません。
☆ ☆ ☆
お気に入りはキュウリ、オクラ・・・ゴーヤも美味しいそうですが、ぬか床は他の野菜と
分けたほうが良いとか。
白いご飯と一緒に・・・と思ったけれど、やっぱりビールでもいいですか?
キムタマビビンバ [Cooking]
石焼ビビンバというのは、焼肉やさんで食べるものだと思っていて、たまに専門店も
見かけなくはないですが、これだけを食べることはできないのかな、と思っていました。
普段、焼肉よりお寿司、と思っている人間にはなかなか深刻な問題です。
そこで、自分でも作れないだろうかと思い立ち、数年前韓国に行ったとき、南大門市場
(南大門はナンデムンと読むようです。東大門市場がやや観光客向けに対してナンデムンは
地元の生活密着型だそうで楽しいところでした)で、石鍋を2セット買ってみました。
買った後、最初に思い浮かんだ気持ちは「後悔」でした。
なぜなら・・・・・重いんです、それも2つも買ってしまった・・・・・そして、必死で持ち帰って
みたものの、やはり使い方がわからないんです。
でも、その使い方の問題は数ヵ月後、行きつけの飲み屋さんのマスターが解決してくれました。
それをヒントにして、今では我が家の定番メニューのひとつとなりました。
今にして思えば、重たい石鍋を韓国からぶら下げて帰らなくても、きっと合羽橋などで
売っているのでしょうけど、韓国旅行のひとつの思い出として大切に使っています。
☆ ☆ ☆
材料:モヤシのナムル(さっと茹でたモヤシ1/2袋に、ニンニクひとかけのすりおろし、
ごま油小さじ1、塩小さじ1/2強を混ぜる)
ほうれん草のナムル(茹でたほうれん草1/3袋に、ごま油小さじ1、醤油少々、
ゴマ少々を混ぜる)
白菜キムチ(細かく切って50gほど)
ご飯(2膳分くらい)、ごま油 小さじ1、目玉焼き(半熟で1個)、トッピング用キムチ 少々
作り方:ご飯に、ごま油、細かく切ったキムチを混ぜておく。
石鍋を熱々にして、ご飯をのせる。
途中2~3回かき混ぜ、全体が温まり、外側に軽く焦げ目がつくくらいまで焼いたら
モヤシ、ほうれん草、目玉焼き、キムチをのせて出来上がり。
春キャベツとビンチョウマグロのサラダ [Cooking]
材料:ビンチョウマグロ 1サク、春キャベツ 300g、長ネギ 1/2弱
ドレッシング(醤油 大さじ2、酢 大さじ1、砂糖 小さじ1弱、柚子コショウ 少々)
作り方:春キャベツはざく切りにして2~3分茹でる。
ビンチョウマグロは6~7mmくらいの厚さに切る。
長ネギは白髪ネギにして5分ほど水にさらす。
盛り付けて、ドレッシングをかける(お好みでゴマを振っても)
~~~Memo~~~
出始めの春キャベツならできるだけ外葉を使ってください。少々硬い外葉を美味しく食べるための
メニューで、外葉を使ったほうが彩りも栄養もアップします。(気温が高くなってくると春キャベツ
とはいえ外葉は結構硬くなりますのでご注意ください)
キャベツにはキャベツ特有の栄養素、ビタミンU(キャベジン)が含まれており
胃の粘膜を守る働きをします。また、ビタミンCは芯に近い部分に多く含まれているので、
芯も少し細かく切って一緒に茹でて食べましょう。
マグロの赤身を使う場合は、ドレッシングにオリーブオイルなどを少々混ぜるとコクがでます。
ビンチョウマグロは脂がのっているものが多いので、「ピリ辛&サッパリ」のドレッシングにしました。
時間がないときは、市販のポン酢に柚子コショウを少し混ぜるだけでもいつもと違った
サラダになります。
春キャベツとシラスのぺペロンチーノ [Cooking]
材料:スパゲティ180グラム、キャベツ150グラム(ざく切り)、シラス40グラム、
ニンニク1~2かけ(みじん切り)、唐辛子1~2本(細かく切る)、塩、コショウ、
オリーブオイル大さじ2・1/2、茹で汁大さじ3、好みでバジリコ少々
作り方:フライパンにオリーブオイル、ニンニク、唐辛子をいれ弱火で焦げないように香りを出す。
鍋に湯を沸かし沸騰したら湯量に対して1パーセントの塩を入れる。(1リットルなら10グラム)
パスタを茹でる。表示されている茹で時間の2分前にキャベツを入れる。
茹で上がりにあわせてフライパンに火をつけ(強火)茹で汁を入れてオイルと
からめておく、このときシラスとバジリコも和えておく。
茹で上がったパスタをいれ、さっとからめ、塩、コショウで味を調える。
(シラスの塩分と茹で汁の塩分があるので塩はお好みで)
~~~Memo~~~
3月になってシラス漁の解禁が話題に上ると、とたんに食べたくなる一品です。
唐辛子の辛さを春キャベツの甘さが和らげてくれますから、キャベツはお好みでたっぷり
入れてください。
春キャベツは巻がゆるく、葉の色が薄く、とても柔らかいのが特徴です。ぐつぐつ煮込むより、生、
もしくはさっと茹でる程度で食べるのをおすすめします。