パリ美術館めぐり（ルーブル王道編）

赤瀬川原平さんの著書に
　「ルーブル美術館はパリのメインディッシュだ。その重み、味わい、栄養価、噛みごたえ、
　　満腹感など、『これで充分いただきました』という気持ちを与えてくれる。」
という記述がありますが、その言葉は訪れるたびに実感できます。
実際には、すべてを味わう時間は、到底ないのですが、少しでも多く、
体力の続く限り見てまわりたい、そんな場所です。


まずは建物の美しさを、じっくり眺めましょうか。
この中庭に立つと、今、世界中の美術品に囲まれている、という気持ちで
鳥肌が立ちます。
ピラミッドのパワーなのかどうかはわかりませんが、この高揚感は本当に幸せです。


ルーブルといえば？の問いに、行ったことがない方は「モナリザ」、そして一度でも
行ったことのある方は「サモトラケのニケ」と答えるのではないでしょうか。
美しさ、迫力、繊細さ、そしてそこに差し込む自然光のやわらかさは、
目にも心にも焼きついて離れません。


この方も、美しさでは負けておりません、「ミロのビーナス」。
どの角度から見ても美しいからでしょう・・・ぐるりと一周まわれるようになっています。


絵画の大作はなんといってもダヴィッドの「ナポレオン一世の戴冠式」。
全体を撮るのは、人だかりもあって不可能に近く、今回はジョセフィーヌをクローズアップ。
大きさだけでなく、細部の美しさ、陰影、構成の巧みさなど、さすがです。

この近くにはモナリザもありますが、やはり一番の人だかりなので、
写真はプロの方にお任せしましょう。
このあたりまでが、超有名どころが集まったドノン翼で、その後、反対側のリシュリー翼に
まわると、人も少なくゆったりと観賞できます。

リシュリー翼の贅沢シリーズ。

その１　　ナポレオンの居室（食堂）。
ここで何を召し上がるのかは、想像にかたくないところ。
肌寒くなった今日この頃、肉じゃがとか食べたいですけどねぇ・・・


その２　　ルーベンスの部屋。
目を疑うほど、この部屋の壁すべてがルーベンスの大作で埋め尽くされています。


その３　　フェルメールを独占。
かの有名な「レースを編む女」を含む数点の作品を、誰もいない部屋でのんびりと
観賞できます。
日本に来たらありえない、信じられない現実でした。

ここまでくると、もうお腹いっぱいという感じなので
後半は軽く流し見を・・・


しかし、そこら中に言ってみれば無造作に置かれている彫刻でも、この美しさ。
ルーブルはやはり、パリ観光のメインディッシュでした。

コメント 10

「ダ・ヴィンチ・コード」を思い出す風景ですね～♪
サモトラケのニケ、いつか実物を見てみたいです！
by ちゃるこ (2010-10-25 15:52) 

ルーブル美術館は、１９８６年の夏、一日がかりで
見学したことがあります。見ごたえがありますね。
また、行きたいです。
by toshi (2010-10-25 18:02) 

うわああ、、
素敵ですねえ！　ルーブル
憧れます
確かに、鳥肌ものですねえ
そうそう、ルーブルで肉じゃがですよ（笑）
どんな、贅沢な肉じゃがなんでしょう！！
すいません、、、釣られてしまいました
by hir (2010-10-25 20:21) 

ルーブル美術館、学生の時に駆け足でまわって、もったいないことを
しました。
ミロのビーナスの前で、絶対パリにいるはずのない嫌いな先輩を偶然みかけ、こんなところで偶然にしろ、会いたくないと(笑)逃げたことを思い出しました。そんなの運命の出会いにしたくなくって(笑)
若かったですね。
by ☆marilyn (2010-10-25 21:47) 

ちゃるこさん、いつもありがとうございます。
ニケは初めてみると、恐ろしい感じがしちゃいますね。
何度見ても、見きれなかったなぁ・・・っていつも後悔するほど広いですよ～

toshiさん、いつもありがとうございます。
一日がかりでいかれましたか～疲れましたでしょ。
私たちもお昼過ぎから入って、途中お茶して、夕食たべて、閉館ぎりぎり
まで頑張りましたが、へとへとでした。

hirさん、いつもありがとうございます。
そうなんです、贅沢すぎて現実味がなくて、食堂ですら立派な
美術品ですものねぇ・・・ま、庶民でよかった～って感じですけど（笑）

marilynさん、いつもありがとうございます。
もう爆笑してしまいました。なにもそんなところでそんな人に会わなくたって
って感じですよね～
たぶんも次は会わないと思いますから、また行ってみてください（笑）

by tomoe (2010-10-27 11:08) 

はじめまして。
私も「ダ・ヴィンチ・コード」を思い出します。
小説では、逆ピラミッドのシーンが印象に残ってます。
私も一度は訪れてみたいものです。＾＾）
by NsHome (2010-10-27 22:29) 

ルーブルはガイドさんの案内で手際よく？見て周り
限られた時間内に終了しました。何をどう見たのか
は、下調べはしていましたからわかりますが、写真も
人がいっぱいで良く撮れませんでしたね。tomoeさんの
案内の方が良くわかりましたよ（笑）。有難うございました。
by pegasas (2010-10-28 17:44) 

NsHomeさん、こちらにもコメントくださってありがとうございます。
ダヴィンチ・コードは完全にはまりましたね～
あの逆さピラミッドは本当に観光名所になってましたよ（笑）

pegasasさん、いつもありがとうございます。
本当に優しいコメントをくださって、申し訳ない思いでいっぱいです。
結局、見きれないんですよね・・・今度行く事があったら、モナリザは
はなからあきらめて、他のものを見てこようかな、なんて思いますが
やっぱり一目見たくなるんでしょうねぇ（笑）

by tomoe (2010-10-29 17:16) 

一番最後の写真は「アモールとプシケー」でしょうか。
私にとってルーブル美術館といえば・・・に当たる大好きな作品です。
団体ツアーで2回行ったとはいえ、もはや8年前と4年前。懐かしいです。
ルーブル美術館は何度行っても楽しめるところですよね。
by Rye☆ (2010-10-31 16:16) 

出会いの季節っしょ♪
一人暮らしの女とかマジですぐポンポン落ちておもしれーｗｗ
お姉さん美味しかったです（＾ｑ＾）
http://myflksb.www.sofban.info/myflksb/
by 春野 (2011-04-10 21:53)